令和5年7月2日　定期総会が終了いたしました。

 理事改選も行われ、会長を引き続き拝命させて頂くことになりました。10年以上会長職を引き受けさせて頂いていることに、甚だ強縮するところです。

 直近3年間は新型コロナウィル感染症の影響より、多くの協会活動が制限されました。歯がゆい思いをしてきた一方でオンラインの活用という新たな可能性が見えてきた期間でした。オンラインでの研修は、様々なライフステージの方を含め、研修参加がしやすくなったのではないかと感じています。また、理事会でもオンラインを活用した各担当者会議を行う頻度が増え、企画を進めていく事も出来つつある感じています。

 しかしながら、改めて対面で会うことの重要さを感じています。オンラインでは受け身になってしまうのではと感じることもありましたし、また「こういう場合どうしている？」と研修の延長で話し合う光景も見れなくなりました。今回の定期総会と第一回研修会はハイブリットの開催であり、会場の参加は決して多いとは言えませんでしたが、参加者同士のコミュニケーション自然に発生し、医療ソーシャルワーカーの繋がりを感じることが出来ました。
 
 今期2年間は、対面での活動を戻しつつ、必要な場面ではICT化を進め、より協会活動が身近で参加しやすいと感じられるよう企画していきたいと思っております。コロナ禍の3年間、多くの患者さんが孤独感、孤立感を感じておられましたが、私たち医療ソーシャルワーカーも同様だったと思います。今までの当たり前が当たり前でなくなる不安を感じてきました。だからこそ、変化を恐れず新しいことに挑戦できる医療ソーシャルワーカーでありたいし、医療ソーシャルワーカー協会でありたいと思っています。その礎を作ることが、私の最後の役割と思い、現在の理事のメンバーと頑張っていきたいと思っています。

 今期2年間よろしくお願いいたします。
 
山口県医療ソーシャルワーカー協会 会長 / 日野 隆