山口県地域両立支援推進チーム会議に参加しました。

　9月11日、山口市で開催された山口県地域両立支援推進チーム会議に参加しました。会議名の通り「治療と仕事の両立支援」を推進していくために、山口県労働局の活動報告や今後の方針の検討、各団体の活動について報告が行われました。

　県内企業では、両立支援の認識は高まりつつあるも、その体制整備という点では特に中小企業において十分な体制整備が出来ていないのが現状のようです。また、企業を支援する社会保険労務士、労働者を支援するキャリアコンサルタントや産業カウンセラー等、普段の業務では関わる事が少ない専門職の出席も有り、連携先が多岐にわたることがイメージできました。

　今回参加し、改めて感じた事は両立支援が近い将来、私たち医療ソーシャルワーカーにとって支援の割合が多くなるだろう、ということです。昨年度の協会アンケートの結果では、私たち医療ソーシャルワーカーにとって、「就労に関する支援」は決して多い割合ではありませんでした。しかし全国的に働き手不足となっており、山口県も例外ではなく、今後労働者人口が高齢化していくことも予測されます。患者さんの「自立支援」という点では重要なこの両立支援について、私たちも意識を高めていく必要性があると感じました。

 
山口県医療ソーシャルワーカー協会 会長 / 日野 隆